旧オスカー・シンドラー琺瑯工場

2021/06/21

オスカー・シンドラー琺瑯工場へ
クラフク市公認ガイドのマグダさんによる案内
入館料は月曜日のため無料、通常は28ズロチ(約810円)

ここは、クラクフナチスが台頭し、ユダヤ人が追い詰められていった過程を、時系列的に追うことができる施設です。
また、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画「シンドラーのリスト」は、ここクラクフが舞台となっています。

ユダヤ人が嫌われる理由はキリスト殺しの犯人であるとか、自分が選民だと思い傲慢になっているとか、賢すぎるとか、富を持ち過ぎているとか諸説あるようです。
賢いというのは本当で、ユダヤ人は世界の人口の0.2%であるのに対し、ノーベル賞受賞者のうち、ユダヤ人が占める割合は22%にもなるということです。

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迫害を受ける直前のユダヤ人、もみ髭が特徴

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ポーランドの軍事力は弱かった。馬と刀。

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ナチスの軍事力は強かった。大型戦車に大砲、毒ガス。

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聖マリア教会に掲げられたナチス

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ナチス軍にもみ髭を切られるユダヤ

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ナチス軍に占拠されているスウォヴァツキ劇場

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ユダヤ人強制労働者に準備された部屋「ゲットー」の一部

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人間の皮膚から作られたバッグ

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オスカー・シンドラー

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映画のシーンにも登場した社長室入り口の階段

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頭脳明晰であったユダヤ人秘書の部屋

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社長室

シンドラーはもともとクラクフに来て一儲けしようと考え、ユダヤ人の琺瑯工場を買いとりました。 最初からユダヤ人を救おうとした訳ではないものの、最終的に全財産を投げ出し、約1,200人のユダヤ人を救ったと言われている。

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ここには今でもご存命の方がおられるとのこと。

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今でも唯一残るゲットーの壁
上の丸いデザインはユダヤ人独特の墓のデザインにされている。

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ゲットー英雄広場
カジミエシュ地区から移動させられたユダヤの人たちが、さらに強制収容所に移されるときに集合場所になったところ。
奥に非ユダヤ人の経営する薬局があり、ここでは薬を使って年配の女性ユダヤ人の白髪を染め、若く健康であるように見せるなど、たくさんのユダヤ人を救った。